【イノシシ対策】箱罠を設置してもらった結果

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80歳過ぎのおばあちゃんが言うには、
「昔は家の周りにイノシシなんかいなかった」
とのことでして、おばあちゃんが嫁入りしたのが二十歳前だそうですから、少なくとも60年間はイノシシがいなかったのが、どこからやってきたのか裏山に住み着いてしまったようです。

イノシシによる人への被害が及ぶ前に

イノシシ被害が農作物に留まるのならまだしも、同じ県内では農作業中のおじいさんが後ろからイノシシに突かれて大けがを負い、人工肛門にしなければいけない程の重症だったという深刻な人への被害も聞こえてきます。

そこで、「うちの地域もこのままではいかん」
と、地域の世話をしてくれている方が動いてくれて、役場から箱罠を借りてきてウチの休耕地に設置してくれました。

箱罠とは檻のような金属製の罠のことです。
軽トラがないと運べない重さです。

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地域で初めての箱罠は効果があったけど

この時は私はまだ隣県で生活していましたので、当時の状況は見ておらず聞いた話ですが、
箱わなを設置した翌日の朝には2匹獲れていたそうです。小さめのイノシシが。。

そう、よく言われているように、餌付けをしないまま罠を仕掛けると子どもイノシシが取れるという、教科書どおりに展開になったようです。

イノシシの親は初めて見る箱罠に警戒して、まず子どもを箱罠の中に行かせて餌を食べさせ、親は最後まで箱罠の中に入らない。
だから数日間は罠を作動させない状態で餌付けをして、それからやっと箱罠の中まで進んで親も餌を食べるようになるので、その頃合いを見て(遠隔カメラで確認して)罠を作動させるようにしなければいけません。
最近はYouTubeでもその状況を見ることができます。

話は戻りまして、大人が獲れなかったということで、そのまま同じ場所に箱罠を仕掛けてくれていたそうなのですが、イノシシはそれっきり罠にかかることはありませんでした。
翌年になり、またイノシシが出始めた時期にも設置してくださいましたが、その年もゼロ。
イノシシはというと箱罠を周りを避けて田んぼを掘りまくり。
もう獲れないということで箱罠を回収していった翌日には、罠が置いてあった場所を集中的に掘られ、落ちていた米ぬかを綺麗に平らげていた始末でした。

箱罠を覚えられてしまったら

このように箱罠をイノシシに覚えられてしまうと、その個体が生きている間はもうかかってくれません。
とはいえ、農地の中を縦横無尽に掘りまくり、家の敷地内まで入ってくるほど人里に慣れていますから、もう自分でくくり罠をつかって獲ることにしました。

箱罠を知ってしまったイノシシをくくり罠で獲ることができれば、以後は改めて箱罠を使うことができると考えます。
くくり罠とはこういうものです。

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なのでまずは罠猟の狩猟免許から取ることにしました。
身近に猟師さんがいなかったので、申し込みの仕方から自分で調べて、幸いその年に免状を受けることができました。
これからは猟友会に入って実際にどなたかの元でイノシシ猟を経験させていただいて、家の農地で実行することになります。

独学でくくり罠を仕掛けてイノシシを獲ったとしても、止め差しが危険ですし、事後処理もできないわけですから一人でなんでもやろうというは現実的ではありません。
獲物を捕るということは、相手も死ぬ気で抵抗してきますから常に危険がつきまといます。
自分の命を守るためにも猟友会へ参加して組織を頼りましょう。

くくり罠を実行したらいずれアップいたします。

煎り婿。

煎り婿。

入り婿士

地方で生まれ育ち、大学進学で首都圏へ。
その後TOKYOと地方とを転職で行ったり来たり。
渋谷住み経験したけど山谷で暮らしたこともあるよ。
30歳前半まではTOKYO志向が強かったけれど、結婚で田舎に婿入り決定したため地方でのライフスタイルを模索しています。

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